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放射線技師に向いている人・向いていない人【14年働いた私の考え】

働き方

はじめに

放射線技師を目指している学生さんの中には、

「自分は放射線技師に向いているのだろうか」

と不安に思う方もいると思います。

今回は14年間放射線技師として働いてきた経験をもとに、放射線技師に向いている人・向いていない人について私なりの考えをお話しします。

結論:向いているかどうかよりも大切なこと

まず最初にお伝えしたいのは、向いている・向いていないはあくまで傾向だということです。

実際には入職後に成長する人もたくさんいます。

そのため、

「向いていないかもしれない」

と過度に心配する必要はありません。

その上で、私が感じる特徴を紹介します。

放射線技師に向いていると思う人

ルーチンワークに耐性がある人

経験を積むほど業務がルーチン化していきます。

頭を使う検査ももちろんありますが、仕事の8割近くはルーチンワークと言っても過言ではないです。

毎日同じことを淡々と続けるのが苦ではない人は向いているでしょう。

凝り性な人

ルーチンワークは多いのですが、その中でも撮影条件や画像の質にこだわれる人は向いていると思います。

突き詰めようと思えば、どこまでもマニアックになれる世界です。

肉眼でわからないようなレベルまでの画質向上を追求することも出来ます笑

そこに面白さを見いだせたらとても楽しい職業になるでしょう。

研究や学会参加など、活躍できる舞台もたくさんあります。

そこまで行かずとも、普段の業務の中で小さな改善を積み重ねることが好きな人は成長しやすいです。

機械が好きな人

なんだかんだ言って、やはり機械をメインで扱う仕事です。

それもCTやMRIなど高性能な医療機器を扱います。

新しい装置や技術に興味を持てる人は長く仕事を楽しめると思います。

裏方として支えることが好きな人

放射線技師は診断や治療を支える仕事です。

直接患者さんに感謝される機会は医師や看護師より少ないです。

ですが患者さんから見えないところで医療に貢献しているのは間違いありません。

表舞台よりも縁の下の力持ちとして働くことにやりがいを感じられる人はとても向いています。

安定した仕事を求めている人

国家資格であり、比較的安定して働きやすい職業です。

給料は高くはないけど安すぎず、仕事内容もキツすぎないけど、楽すぎない。

そして働く場所を最適化できれば、自分のライフステージに合わせて仕事とプライベートのバランスを整えやすい職業だと思います。

放射線技師のワークライフバランスについてはこちらの記事でより詳しくまとめています。

放射線技師に向いていないと思う人

常に刺激を求める人

毎日新しいことばかりではありません。

むしろ毎日ほぼ同じことを繰り返します。

刺激を求め続けるタイプの人には物足りないかもしれません。

人と話すことが仕事の中心であってほしい人

患者さんとの関わりはありますが、看護師や営業職ほどではありません。

コミュニケーションが好きで、人と多く関わりたい人には退屈な仕事に思えるかもしれませんね。

放射線技師のコミュニケーション能力についてはこちらの記事でまとめています。

大雑把な人

撮影条件の設定やポジショニングなど、仕事をする上で細かな配慮が必要になります。

ちょっとした角度の違いだったり、濃度の違いが診断に影響することもあります。

そこを無視して大雑把にしてしまう人は、仕事がうまくいかなくなるでしょう。

勉強したくない人

新人時代はもちろん、働き始めてからも学ぶことはあります。

新しい装置や検査法など、どんどん更新されていきます。

毎日何時間も机に向かう必要はありませんが、要所要所で勉強は必要になってきます。

社会人になったら二度と勉強したくないという人は成長しにくい職業であると思います。

放射線技師の勉強についてはこちらの記事もどうぞ。

主役になりたい人

医療の現場では、患者さんを中心に多くの職種が協力して働いています。

放射線技師はその中でも「支える側」の役割が強い職種のため、自分が主役になりたい人には物足りなく感じる可能性が高いです。

向いていない人でも仕事はなんとかなる

今までに挙げた向いていない特徴を持っている人が放射線技師になったとしても、

正直な話、仕事はなんとかこなすことはできると思います。

例えば大雑把で勉強嫌いな技師がいたとしても(実際いますが)仕事の8割はルーチンです。

思考停止でも検査自体をこなすことはある程度出来ます。

ですが本人はきっと楽しくないし辛くなると思います。

お金を稼ぐためだけに、ただただ検査をこなすだけだとけっこうきついんですよね。

最初の数年はなんとかなりますが、

「あと何年この仕事するんだろう…」

こんな気持ちがよぎることも…

そこで割り切れるか、そうでないかはその人次第です。

向いている人はより仕事を楽しめる

向いている特徴を持っている人は、放射線技師の仕事は楽しいと思います。

突き詰めようと思えば、天井はありません。

自分の研究成果を発表する学会や勉強会などもたくさんあります。

実際にやりがいを持って精力的に活動している技師はたくさんいますし、かっこいいですね。

私自身は向いていたと感じる

私自身はどうかと言うと、けっこう放射線技師に向いていたのかなと思います。

一人で黙々と作業するのが好きだし、

凝り性なところもあるので、20代の頃は研究活動や勉強会の役員をやっていたこともあります。

現在は家庭を優先するため、業務に余裕のある職場に転職してのんびりと暮らしています。

医療の第一線で活躍!ではありませんが、自分のペースを保つことが出来ており満足しています。

放射線技師になって大変なこともありましたが、今は放射線技師になってよかったと思っています。詳しくはこちらの記事でまとめています。

まとめ

私が考える放射線技師に向いている人は、

・凝り性な人
・機械が好きな人
・ルーチンワークに耐性がある人
・裏方として支えることが好きな人
・安定した仕事を求めている人

です。

一方で、

・常に刺激を求める人
・人と話すことが仕事の中心であってほしい人
・大雑把な人
・勉強したくない人
・主役になりたい人

は苦労するかもしれません。

ただし向いている・向いていないは絶対ではありません。

実際には働きながら成長する人もたくさんいます。

自分に合った働き方を見つけながら成長していくことが大切だと思います。