はじめに
私は放射線技師として働く中で、2回の育児休業を取得しました。
1人目のときは3か月、2人目のときは9か月です。
男性育休については、
・取りたいけど迷っている
・職場に申し訳ない
・本当に取る意味があるのだろうか
と悩む方も多いと思います。
今回は実際に2回育休を取得した経験から感じたことをまとめます。
結論:取れる職場なら取った方が良い
結論から言うと、私は育休を取って本当に良かったと思っています。
もちろん職場への申し訳なさはありました。
しかし今振り返ると、
・妻を支えられたこと
・子どもの成長を間近で見られたこと
・家族との時間を確保できたこと
これらは仕事では代えられない経験でした。
育児は本当に大変です。
産後の恨みは一生とよく言いますが、あれは本当だろうなと身を持って思いました…
育休を取れる職場環境であるならぜひ取ってほしいですし、実績のない職場でも先陣を切ってもらえればと思います!
私の育休経験談
1人目は3か月の育休取得
1人目のときは3か月育休を取得しました。
私の職場ではすでに男性育休取得者がいたため、比較的取得しやすい環境でした。
過去に取っていた同僚が3か月だったため、私もそれに倣って3か月の取得としました。
我が家は妻が里帰り出産せず、出産後も育児は自宅でしました。
そして新生児の育児は想像以上に過酷…
昼も夜も授乳、寝てもすぐ起きて泣いたり、うんちが出なくて泣いたり…
これ、妻一人だったらやばかったな…と思いましたね。
二人でも精一杯でした。
そして3か月の育休はあっという間に終了。
その後妻に言われたのは、
「3か月経って一人になってからもまだまだ大変だった…」
ということです。
特に離乳食期はやばいです。
まず離乳食を作るのがまーめんどくさい笑
茹でで柔らかくして刻んで細かくして…完成したらヤケドしないように冷まして…
はいどーぞ!ってあげても食べない…
食べないだけならまだしもひっくり返したり…
どんなにかわいくても、さすがにイラッとします。
しかもこれが毎日のように続くので精神的にまいります。
私が家にいない日中はこれを妻が一人でやっていたのかと考えると頭が上がりません。
2人目は9か月の育休取得
2人目のときはより長く9か月取得しました。
これは1人目の経験があったからです。
妻一人に大変な思いはさせまいと、職場復帰のタイミングを合わせて妻と同じ期間取得しました。
今回は2人目ということもあって、育児には少し余裕もありました。
それもやはり二人で育休を取ったからこそですね。
ワンオペ育児では、育児を楽しむ余裕はなかったと思います。
仕事の代わりはいても父親の代わりはいない
育休を取るか悩む男性は多いと思います。
昇進や評価が気になることもあるでしょう。
私も少なからず考えました。
しかし仕事は誰かが代わることができます。
ですが父親は自分しかいません。
そして子どもの成長も今しか見られません。
パートナーが最も助けを必要としている時期でもあります。
そんな時に自分のことばかり気にしていたら、家族からの信頼が崩れるかもしれません。
そんなことを考え、私は育休を取得しました。
そしてその決断は良かったと思っています。
育休取得前に意識したこと
私が意識していたのは、
「休む権利だから当然」
という考え方ではなく、
「できる限り迷惑を減らして休む」
ということでした。
属人的な業務は減らし、引き継ぎも行いました。
誰でも対応できる状態にしてから休みに入ることを意識していましたね。
よくあるのが、
「この業務は自分しかできない」
と思い込むことです。
正直な話、放射線技師の業務でそこまでの職人的な技能が必要な業務はほぼないと思います。
逆にそうすることで自分の自由度を縛っている可能性があります。
誰でも代わりがきく仕事のやり方をしておくのが、自分にとっても、職場にとってもメリットがあるのではないでしょうか。
普段の働き方も大切だと思う
これは少し本音ですが、
普段から真面目に働いている人の方が育休を取りやすいと思います。
もちろん制度上は誰でも取得できます。
しかし実際の職場では、
「あの人なら快く送り出したい」
と思われることも大切です。
自惚れかもしれませんが、私自身仕事は手を抜かず真面目に一生懸命やってきたつもりです。
だからこそ周囲も応援してくれた部分はあったと思っています。
育休取得で職場に感謝していること
育休取得前後は、
・残業を代わってもらう
・当直を免除してもらう
など、多くのサポートを受けました。
本当に感謝しかありません。
育休は本人だけで成立するものではなく、周囲の協力があって初めて成り立つものだと感じています。
育休の取りやすさ
急性期病院だから取得できた面もある
私が育休を取得できた大きな理由の一つは、技師数の多い急性期病院だったことです。
人数が多いため業務のカバーもしやすく、育休取得の実績もありました。
子供が生まれることがわかったら、育休取るの?みたいな会話も普通にできました。
育休は取りやすい環境ではありましたね。
実際、私が取得したあとも育休取得者は続きました。
慢性期病院では難しいケースもある
一方で、現在の職場は技師2名体制です。
もし今の職場で9か月育休を取得すると言ったら、正直かなり厳しいと思います。
病院規模や人員体制によって育休の取得のしやすさは大きく変わります。
また転職活動中にエージェントから聞いた話ですが、小規模病院では
「これから育休を取得しそうな年代か」
を気にする職場もあるそうです。
良い悪いではなく、人員に余裕がない現実もあるのだと思います。
育休と転職が重なったことについて
実は2人目の育休終了直前に転職が決まりました。
久しぶりに転職サイトにログインしてみたらエージェントからすぐ連絡があり、
条件の良い求人を紹介してもらい、すぐに採用が決まったのでした。
さすがに罪悪感はありました。
長期で育休を取らせてもらい、残業や当直も免除してもらったのに…復帰直後に転職するなんて。
ある意味、職場を裏切ってしまったとも考えました。
しかし家族の将来や働き方を考えた結果の決断です。
もし仮にあの時、職場への義理で内定を断っていたら、今頃転勤して単身赴任していたでしょう…
それを考えると、転職の道を選んだことに後悔はありません。
私の転勤や転職経験談についてはこちらでもまとめています。
男性育休は珍しい時代ではなくなってきた
私が新人だった頃と比べると、男性育休はかなり一般的になったと感じます。
10年前は自分が育休を取るなんて考えたこともなかったし、周りにももちろんそんな人はいませんでした。
でも今は違います。
前職場の同僚や、大学の同期など男性育休取得の話はよく耳にします。
時代は確実に変わっていますね。
まとめ
私は一人目で3か月、二人目で9か月の育休を取得しました。
迷いもありましたし、職場への申し訳なさもありました。
それでも今振り返ると取得して本当に良かったと思っています。
育休はキャリアのためではなく、家族のための制度です。
もし迷っているなら、
パートナーと子どもとの時間を最優先に考えてみてください。
家族とは一生の付き合いのはずです。
一番助けが必要な時に、家族のそばにいることが何より重要だと思います。


