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放射線技師の新人時代に嫌だったこと【今なら理由がわかる】

働き方

はじめに

新人時代は毎日が不安で嫌なことだらけでした。

今は職場に向かうのになんのストレスもありませんが、当時は本当に出勤するのが嫌な日もありましたね。

新人の方や技師歴がまだ浅い方は、わかってもらえる心境なのではないでしょうか。

今回は14年働いた今だから、笑って話せる新人時代の苦労話をまとめます。

放射線技師の新人時代に嫌だったこと

当直勤務

三次救急病院での当直はプレッシャーとの戦いでした。

サブの待機もいないので、基本的に全て一人で対応しなければなりません。

当時は(2013年頃)当直に入るための準備期間が3か月しかありませんでした。

とりあえず機械は動かせるけど、中身はよくわからない。

正直そんなレベルで救急の現場に放り出されていましたね。

なので仕事の終わった先輩が帰るたびにどんどん不安になっていったことを覚えています。

また当直前はストレスでお腹を壊していた事もよくありました笑

それだけ当時の自分にとって当直は怖いものでした。

オンコール待機

技師1年目に勤めた病院は当直ではなくオンコール体制。

病院近くに住んでいたため救急車のサイレンが聞こえると、

「あー…呼ばれるな…」

と鬱な気持ちになっていました。

仕事を終えて帰った後すぐにピーポー音が聞こえることもあり、けっこうな負担でしたね。

私が経験してきた当直やオンコールについてはこちらの記事で詳しくまとめています。

レントゲンの撮り直し

新人時代はレントゲンでよく再撮影をしていました。

再撮が3回目になるとさすがにかなり気まずい…

さらに当時(2012年頃)でも珍しいアナログフィルムを使った撮影だったので、条件もかなりシビア。

ポジションが良くても線量が足りずに再撮影もありました。

またポジショニングに夢中になりすぎて患者さんに痛い思いをさせてしまったこともあります。

患者さんへの配慮とポジショニングの両立も難しかったですね。

CT造影検査

技師1年目はほとんどが単純CT検査しかありませんでした。

そのため造影の予約が入ると何日も前から緊張。

しかもなぜかエクステンションチューブがなくてルートが超短かったため、寝台移動でルートを抜去してしまう大失態を犯したこともあります…

翌年に転勤で異動となり、毎日造影検査をするようになるとすぐ慣れることができました。

エクステンションチューブという存在をそこで初めて知って感動した記憶があります笑

MRIのアーチファクト

MRIはアーチファクトとの戦いです。

ですが新人の頃はそもそもアーチファクトがわからないし、わかったとしてもどのパラメータを調整すればよいかがわかりませんでした。

悔しいのでその後MRIの本を熟読し理解を深めていくうちに、MRIの撮像は楽しくなっていきましたね。

血管3D画像作成

今なら1時間もしないで終わる作業に数時間かけていました。

何を残して何を消していいかがわからないので、とりあえず全部出そうとしていたんですよね。

とても効率の悪い作り方でした…

現在は自動抽出なども豊富なので、そこまで苦労しないのかもしれません。

カテ室・術中撮影

医師のペースについていけず、プレッシャーをかけられることもしばしば…

他職種もいるので周囲の視線もあり、より緊張してました。

焦っても仕方ないので、

「自分のペースで確実に!」

と言い聞かせながらなんとかこなしていましたね。

怖い先輩

優しい先輩が大半でしたが、一部怖い先輩がいたのも事実。

わからないことや困ったことがあっても聞きにくいので苦労しました…

新人には結構つらいです。

今振り返ると、その先輩は仕事に真剣だっただけなのかもしれません。

もしくはその先輩もまだ経験不足で、不安なことがあったのかもしれません。

ですが新人の頃はそんなふうに思える余裕もなく、ただただ怖かったですね。

人によって教え方が違う

新人あるあるですね。

「あの先輩は違うこと言ってたけどな~」

で混乱する。

なので相手によってやり方を変えて乗り切っていました笑

今考えると、どちらも間違いではなく、それぞれ理由があったのだと思います。

自分が指導側になった時にその気持ちがわかりました。

電話対応

医療用語に慣れなかった頃は、何を言っているのか理解できないのでとりあえず必死にメモ。

そして先輩に確認の毎日。

なるべく電話は取りたくなかった…

電話ではないけどある時看護師さんに、

「酒精綿取って」

と言われ、

「シュセイメン…ってなに!?」

と困惑した記憶があります笑

新人時代はそんなこともわからないんですよね~

勉強会が意味不明

先輩に連れられて勉強会にいくのですが、レベルが高すぎて理解不能。

「みんな何言ってるんだ?」

状態でしたね。

せっかくの休みを返上しているのに、何一つ得られるものがないので辛かった…

指導で見られること

これ地味にきつかったです。

一人ならできることも、見られていると思うと途端にできなくなるタイプなんです。

新人時代は技術も未熟だし、特に嫌でしたね。

今思うこと

新人時代に嫌だったことの多くは、

・対応方法がわからない
・対応が合っているのか不安

この2つが原因だったと思います。

これらは経験不足知識不足のせいです。

解決のためには、

・経験不足 → 積極的に仕事をする
・知識不足 → 勉強する

これしかありません。

新人時代の上司に、

「うっとおしいと思われるくらい、いろんなところに顔を出せ」

と言われたことがあります。

これもやっぱり、経験を積むためですよね。

経験を積んだ今でも嫌なことはありますが、対応パターンを知っているし、自分の判断に自信を持てています。

結局のところ、

新人時代の苦しさの正体は能力不足ではなく知識経験不足です。

これが14年働いた今の結論です。

新人技師のみなさんは大変な時期だと思いますが、必ず楽になる日は来ます。

私も新人時代は嫌なことも失敗もたくさんありましたが、今は普通に働けています。

どうか諦めずに頑張ってください!!!