はじめに
病棟やオペ室に出向いて行うポータブル撮影。
撮影室とは違い、
- 狭い
- 同僚がおらずアウェー
- 他職種の目
など特殊な環境なので、思わぬ失敗も起こります。
新人時代はポータブル行くの嫌でしたね~
特にオペ室はなかなか慣れなかったです…
今回は実際に私が経験したポータブル撮影での失敗談を紹介します。
ポータブル撮影での失敗談
撮影条件を一桁間違えた
私が技師1年目で赴任した病院では当時(2012年)でも珍しく、アナログフィルムが現役でした。
現在のデジタル撮影では条件はあまりシビアではありませんが、アナログフィルムでは撮影条件は超大事。
あれはとある整形の術後確認ポータブル撮影での出来事でした。
股関節正面の撮影で「70kV 20mAs」で撮らなければならないところを、
「70kV 2mAs」で撮影してしまいました。
現像してみると体の輪郭しかわからない真っ白な画像が…。
情けない画像を手に、オペ室で待つ主治医に報告。
再撮影となりました…
撮影してから現像まで時間がかかる時代だったので、特に気が重かったですね…
しかし良い教訓にはなりました。
デジタルでは多少条件がズレても補正できますが、基本条件を確認する習慣は今でも大切なのは変わりません。
ケーブルを撮影してしまった
とあるポータブル撮影後、画像に何かが写り込んでいました。
「なんだこの巨大な陰影は…」
患者さんではない。
病変でもない。
原因はなんと…
ポータブル本体のケーブルでした笑
まさかケーブルが映り込むとは…
ポータブルは周囲も含めて撮影範囲です。
患者さんのポジショニングだけでなく、周囲の医療機器やポータブル装置自体の位置関係にも気をつけるようになりました。
正面と側面を一枚に撮ってしまった
オペ室に整形の術後写真を撮りに行ったときのこと。
撮影後にCRカセッテを読み取り装置に流し、医師と一緒に画像を確認していると…
なんと正面と側面の画像が一緒に写り込んでいる…!
どうやら二重曝写してしまったようでした…(※CRカセッテは一度撮影した後、読み取り前にもう一度撮影してしまうと二枚の画像が重なってしまうのです…)
「すいません…撮りなおします…」
と言ったのですが、
「見えるからいいよー笑」
と医師からまさかのOK。
今でもあの恥ずかしい写真は、とある病院のPACSに眠っていることでしょう笑
左右を間違えた
実はこれは新人時代のミスではなく、つい最近やってしまいました…
胸部ポータブル撮影なのでAPにしなければならないところを、PAで読み込んでしまったため反転してしまったのです…
しかも気づかずそのまま送信。
医師からの問い合わせで発覚しました。
慣れって一番怖いですね…送信前に画像をしっかり確認すべきでした。
まとめ
ポータブル撮影は
- 病棟
- オペ室
- 初療室
など環境が毎回違います。
しかも基本一人での撮影…
だからこそ焦らず、
撮影前も撮影後も、しっかり確認することが大切です。
そういう私自身も今だに完璧ではありませんが、失敗を繰り返さないように気をつけていきたいと思います。

