はじめに
仕事をしていると失敗はつきものです。
新人時代はもちろんですが、技師歴10年以上となった今でも失敗することはあります…
今回はフィルム撮影からCR、FPDまで扱ってきた経験から、レントゲン撮影で実際にやらかした失敗談を紹介します。
レントゲン撮影での失敗談
長尺リスを足に落下させてしまう
全脊椎撮影での話。
撮影を終えてカセッテを取るため、長尺リスをよけようとしました。
長尺リスって結構重いんですよね。
手から滑って落下、自分の足の指に直撃…!!!
指とリスが直交するように落ちたので、ギロチン状態です笑
あまりの痛さで迷走神経反射を起こし、吐き気を催しました。
幸い骨折はしていなかったのですが、爪は割れてしばらく痛かったな…
転職したら胸部や腹部すら欠けた
転職した時の話です。
装置が変わったことで勘が鈍ったのか、簡単な撮影すら失敗するように…
胸部は肺尖が欠け、腹部は横隔膜が欠け…
「クソっ!俺の実力はこんなもんじゃないはずなのに…」
とプライドが傷つきました笑
また転職直後だったため、
「この人大丈夫かな?撮影下手なのかな?」
と思われているんじゃないかと不安も…
しかし先輩から、
「自分も最初は慣れなくてそうだったよ笑」
と言われたのには救われましたね。
装置によってクセってあるので、けっこうあるあるかもしれません。
ですが簡単な撮影こそ雰囲気で撮影していることも多いので、再度基準線や入射位置に気を配ることも大事だなと痛感しました。
ボタンを甘く見た
とある患者さんを車椅子に座らせたまま胸部撮影したときのこと。
ボタンをよけたつもりが、服が垂れ下がってきてしまいました。
「このくらいなら写らないだろ。」
と思ってそのまま撮影。
その後AI解析すると異常検知…!
肺野に円形の陰影がある…
CTも撮っていたので確認しますが、何もない。
何が写っているんだーとしばらく悩んでいましたが…
「あ、これボタンだ…」
よく考えると、垂れ下がった服についていたボタンと同じ位置でした。
写り込まないボタンもけっこうあるので油断していました…今回はしっかり写り込んでしまっていたようです…
撮影後の画像チェックは重要ですね。
リスを逆にセット
胸部写真を撮り終わって画像を見ていると、
なんか画質が悪い…
リス目がすごい…
確認しにいくと、リスが前後逆に取り付けられていました。
やられたーこれは気づかない…!
当たり前を疑って、始業時にチェックしていれば防げたかもしれません。
FPDを入れ忘れて撮影
これも転職後の慢性期病院での失敗。
撮影台にFPDを入れるのを忘れて撮影してしまいました。
前に勤めていた急性期病院では立位ブッキーにも臥位ブッキーにもFPDが入ったままだったので、そのイメージがなかなか抜けないんですよね…
患者さんに余計な被ばくをさせてしまうことになるので、これは本当に反省。
何度かやってしまっているので、FPD確認を徹底して気をつけています。
まとめ
こうして振り返ると難しいレントゲン撮影での失敗というよりも、
簡単なはずの胸部写真での失敗や単純なミスが多いようです。
簡単だからこそ、気を抜いてしまって失敗しているのかもしれません。
失敗はなくせませんが、そこから教訓を得て改善することは出来ます。
レントゲン撮影は単純検査だからこそ、「基本を丁寧に積み重ねること」が一番大切なのではないでしょうか。
また私の失敗談が反面教師となり、みなさんの日々の業務に活かしてもらえれば幸いです。

